更新日時 2010年04月27日
菊池線(きくちせん)は、熊本県熊本市の上熊本駅から熊本県合志市の御代志駅までを結ぶ熊本電気鉄道の鉄道路線である。以前は、温泉地である菊池市の菊池駅まで路線が延びていたが、並行する国道387号線を通るバスやマイカーに押され、1986年に御代志 - 菊池間を廃止して現在の営業区間となった。路線名称上は上熊本駅が起点となっているが、運転系統は藤崎宮前 - 御代志間、上熊本 - 北熊本間と分かれており、御代志方面への列車は藤崎線の藤崎宮前駅をターミナルとしている。藤崎宮前 - 御代志間は混雑時15分間隔、閑散時30分間隔、上熊本 - 北熊本間は終日30分間隔で運転されている。廃止区間である御代志 - 菊池間については、廃止直前で混雑時おおむね30分間隔、閑散時おおむね1時間間隔の運転であった。2001年2月改正時点の終電は、藤崎宮前 - 御代志間、上熊本 - 北熊本間とも20時台であったが、2009年4月1日から、藤崎宮前 - 御代志間の終電を22時台、上熊本 - 北熊本間の終電を21時台に繰り下げた(ただし休日は除く)。 | |
菊池線 : 上熊本駅 - 韓々坂駅 - 池田駅 - 打越駅 - 坪井川公園駅 - (藤崎宮前方面<<)北熊本駅 - 亀井駅 - 八景水谷駅
- 堀川駅 - 新須屋駅 - 須屋駅 - 三ツ石駅 - 黒石駅 - 電波高専前駅 - 再春荘前駅 - 御代志駅 藤崎線 : (御代志方面<<)北熊本駅 - 黒髪町駅 - 藤崎宮前駅 |
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現存区間(上熊本 - 御代志) 路線距離(営業キロ):10.8km 軌間:1067mm 駅数:16駅(起終点駅含む) 複線区間:なし(全線単線) 電化区間:全線(直流600V) 閉塞方式:特殊自動閉塞式 |
廃止区間(御代志 - 菊池) 路線距離(営業キロ):13.5km 軌間:1067mm 駅数:9駅(御代志駅含む) 複線区間:なし(全線単線) 電化区間:全線(直流600V) 閉塞方式:タブレット閉塞式 |
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@上熊本駅(かみくまもとえき)は、熊本県熊本市上熊本二丁目18番1号に所在する九州旅客鉄道(JR九州)・熊本電気鉄道の駅。熊本電気鉄道菊池線の駅舎は簡易構造でJR線と乗場は別箇所。 | |
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@熊本電鉄の上熊本駅構造は頭端式ホーム1面1線のみの地上駅である。無人駅となっている。 | |
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@熊本電気鉄道5000系電車(くまもとでんきてつどう5000けいでんしゃ)は熊本電気鉄道が所有している電車である。東急5000系(初代)を譲り受けて導入したものである。老朽車両の取替えのため、1981年に2両、1985年に4両譲り受けたもの。熊本電鉄としては初のカルダン駆動方式の車両である。5101〜5105の5両は両運転台式となっており、ワンマン運転に対応している。前面は一方が東急時代のまま、もう一方は連結面に窓を設けた貫通型の形状である。それ以外の部分は電圧を直流600Vに降圧した程度で大きな改造はなされておらず、車内のつり革には「東横のれん街」や「渋谷の109」などの東急時代の広告が残っている。また、車内の運賃表示機は幕式である。かつては熊本電鉄の主力車両として使用されていたが、超軽量車体であるため老朽化の進度が速く、加えて車体強度の問題から冷房装置の搭載が困難なため、6000系電車に置き換えられて廃車が進み、現存するのは上熊本駅〜北熊本駅の折り返し運転用として残る5101・5102の2両のみである。また、他社に譲渡された初代東急5000系電車のうち、2009年現在でも運行しているのはこの2両のみである。このほか、車籍はないが部品確保用として東急からデハ5109・5120の2両が譲渡された。両車とも解体され現存しない。現存車の車内には、冷房改造を実施しようとしたが断念したこと、冷房つきの代替車両が調達できないことの謝罪を書いた貼り紙がしてある。 | |
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A韓々坂駅(かんかんざかえき)は、熊本県熊本市上熊本三丁目にある熊本電気鉄道菊池線の駅。 | |
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A韓々坂駅構造は駅名標単式1面1線ホームを持つ地上駅。無人駅で駅舎は無く、屋根の雨除けが有るのみ。 また、この駅はホームの長さが1両分しかない上、駅の両側に踏切がある。このため、2両編成だと停車中に踏切を遮断してしまう。 | |
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A上・韓4号踏切より撮影。 | |
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B韓・池2号踏切より撮影。 | |
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C韓・池3号踏切より撮影。 | |
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D池田駅(いけだえき)は、熊本県熊本市池田二丁目にある熊本電気鉄道菊池線の駅。トンネルを出るとすぐに駅がある。5、6月あたりにはトンネル入り口付近で蛍を見ることができる。数は少ないが風情はある。 | |
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D池田駅構造は単式1面1線ホームを持つ地上駅。無人駅で駅舎は無く、屋根の雨除けが有るのみ。 | |
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D池田駅から見えるトンネルと丘から見た菊池線。 | |
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E打越駅(うちごしえき)は、熊本県熊本市打越町にある熊本電気鉄道菊池線の駅。 | |
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E打越駅構造は単式1面1線ホームを持つ地上駅である。簡易駅舎が有る無人駅。 | |
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F打・坪1号踏切より撮影。 | |
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G坪井川公園駅(つぼいがわこうえんえき)は、熊本県熊本市坪井六丁目にある熊本電気鉄道菊池線の駅。坪井川遊水池は踏切を渡って土手を越えたところにある。 | |
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G坪井川公園駅構造は単式1面1線ホームを持つ地上駅である。無人駅で駅舎は無く、雨除けが有るのみ。 | |
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H黒髪町駅(くろかみまちえき)は、熊本県熊本市坪井六丁目にある熊本電気鉄道藤崎線の駅。 | |
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H黒髪町駅構造は単式1面1線ホームを持つ地上駅である。朝以外は無人駅である。 | |
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I線路の柵もなく路面電車の様に走っている(笑) | |
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J踏切より撮影。 | |
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J藤崎宮前駅(ふじさきぐうまええき)は、熊本県熊本市坪井二丁目にある熊本電気鉄道藤崎線の駅。同線の終着駅でもある。駅名の由来である藤崎八旛宮は当駅より東へ約400mの距離にある。 | |
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J駅構造は頭端式2面1線ホームを持つ地上駅である。乗車ホームと降車ホームに分けられる。もう1線増設できるように準備されているが、今のところ予定はない。駅ビルは11階建てで、1階にパチンコ店、2階に事務所、3階〜9階に駐車場、10階・11階にレストランと温泉施設等を併設する。 | |
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K朝のちょっとした時間を利用し何回かに分けて撮影しているため、ここからは雨です(笑) | |
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K北熊本駅(きたくまもとえき)は、熊本県熊本市室園町にある熊本電気鉄道の駅。熊本電鉄の本拠地。車両基地がある関係から、この駅で乗務員が交替する。 また、藤崎宮前発御代志行の一部の便では当駅で車両交換を行うものがある。係員が配置されているが、乗車券の取り扱いは定期券と回数券のみで、普通乗車券の発売は行わない。 | |
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K北熊本駅構造は2面3線のホームを持つ地上駅。駅舎に近い側から1番線(藤崎宮前方面)、2番線(御代志方面)、3番線(上熊本方面)となっている。熊本電鉄で唯一、夜間停泊がある駅である。 | |
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Kモハ71形(71 - 73) - 元日本国有鉄道(国鉄)モハ90形(初代)、広浜鉄道(現・可部線)引継車 モハ71は車籍はないが北熊本工場の入換用として使用されている。「被爆電車」と呼ばれることが多いが、71は広島市への原子爆弾投下の時点では下関市にある幡生工場に入場しており、実際には被爆していない(被爆したのは現存しない72である)。なお、足回りだけでなく外観にもきちんと修繕の手が加えられており、今後もできる限り使用されるものと思われる。 | |
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L亀井駅(かめいえき)は、熊本県熊本市清水亀井町にある熊本電気鉄道菊池線の駅。 | |
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L亀井駅構造は島式1面1線ホームを持つ地上駅である。無人駅。 | |
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M八景水谷駅(はけのみやえき)は、熊本県熊本市清水亀井町にある熊本電気鉄道菊池線の駅。駅名標の表記ははけみやである。駅名の由来は八景水谷とは近くにある水源地の名称であるが、この水源からの眺望が絶景であるとしてこの名がついた。 八景とは、三岳青嵐、金峰白雪(金峰山と積雪)、熊城暮靄(熊本城と夕靄)、壺田落雁(坪井の田畑と雁)、浮島夜雨(八景水谷の浮島と夜の雨)、立山秋月(竜田山と秋の月)、亀井晩鐘、深林紅葉のことであるとされる。 | |
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M八景水谷駅構造は片面ホーム1面1線の地上駅である。無人駅。 | |
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N堀川駅(ほりかわえき)は、熊本県熊本市八景水谷三丁目にある熊本電気鉄道菊池線の駅。駅名の由来は江戸時代に白川から坪井川までの水路を開削した。この水路を堀川と言い、周辺を流れていたことによる。 | |
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N堀川駅構造は島式ホーム1面2線の地上駅。熊本電鉄としては珍しく有人駅舎がある。 | |
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O熊本電鉄菊池線の線路。 | |
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P新須屋駅(しんすやえき)は、熊本県合志市須屋にある熊本電気鉄道菊池線の駅。 | |
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P駅構造は片面ホーム1面1線の地上駅である。駅舎は無く無人駅。雨よけはないが国道3号熊本北バイパスの高架橋が真上にあるため雨はしのげる。同バイパスの延伸に伴い2008年に堀川方から260m移転して新設された駅は、交通バリアフリー法に基づく駅で歩道からホームまではスロープが設けられている。また、駅名標には上り・下り共にランプを装備しており、電車が近づくと点滅し接近メロディが流れる。なお、高架橋上には路線バスの停留所が設けられており、当駅と階段で接続されている。朝の北熊本行上り2本のみであり、下りの設定はない。 | |
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Q須屋駅(すやえき)は、熊本県合志市須屋にある熊本電気鉄道菊池線の駅である。 | |
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Q須屋駅構造は単式1面1線ホームの棒線地上駅である。駅舎は無く、無人駅で雨除けのみ。 | |
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R熊本電鉄菊池線の踏切から撮影。 | |
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S三ツ石駅(みついしえき)は、熊本県合志市須屋にある熊本電気鉄道菊池線の駅である。 | |
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S三ツ石駅構造 は国道387号改良事業に伴う路線変更時に開設された。単式1面1線ホームの棒線地上駅である。駅舎は無く、無人駅で雨除けのみ。駅の頭上を九州自動車道が通過するため、ホームの一部がトンネル内に設置されている。 | |
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@黒石駅(くろいしえき)は、熊本県合志市須屋にある熊本電気鉄道菊池線の駅である。 | |
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@駅構造は島式1面2線ホームの地上駅である。 かつては駅舎が存在した有人駅であったが、現在は駅舎は無く無人駅である。 | |
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A電波高専前駅(でんぱこうせんまええき)は、熊本県合志市須屋にある熊本電気鉄道菊池線の駅である。 | |
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A電波高専前駅構造は単式1面1線ホームの地上駅である。駅舎は無く、無人駅である。 | |
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B再春荘前駅(さいしゅんそうまええき)は、熊本県合志市須屋にある熊本電気鉄道菊池線の駅である。 | |
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B駅構造は単式1面1線ホームの地上駅である。駅舎は無く、無人駅である。 | |
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C御代志駅(みよしえき)は、熊本県合志市御代志にある熊本電気鉄道菊池線の終点駅である。かつては、路線が先の菊池駅まで続いていた。 | |
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C駅構造は単式ホーム1面1線(部分廃線よりかなり以前は島式ホーム1面2線)の地上駅である。無人駅。バス停留所と一体化されている。菊池方面からのバスはホームでの対面乗換が可能。菊池方面へ向かう路線バスも国道から外れて駅前広場へ乗り入れ、ホームの向かい側の乗り場で乗降扱いを行う。 | |
熊本電気鉄道菊池線(御代志 - 菊池)へ | |
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