更新日時 2020年04月17日

徳山ダム
 徳山ダムは岐阜県揖斐郡揖斐川町、一級河川・木曽川水系揖斐川最上流部に建設された独立行政法人水資源機構が管理するロックフィルダムである。日本最大級のダムであり、貯水容量6億6,000万m3は日本一を誇る。水害常襲地帯である揖斐川の治水および東海3県の水がめとして建設された。ダム建設に伴い徳山村全村が水没し、その後はダムの必要性について全国的な論争が起きるなど話題も多いダムである。ダムによって形成された人造湖は、旧徳山村村民からの意見により旧村名から徳山湖と命名された。ダムの型式は中央土質遮水壁型ロックフィルダムで、堤高は161mである。ダムの高さとしては黒部ダム(黒部川)の186m、高瀬ダム(高瀬川)の176mに次いで日本第3位でありロックフィルダムとしては高瀬ダムに次いで第2位、多目的ダムとしては日本一の高さである。堤体積では滋賀県に建設する予定であった丹生ダム(高時川)に次ぎ日本第2位。ダム建設によって出現する人造湖は総貯水容量が6億6,000万m3と、これまで日本一だった奥只見ダム(只見川)の6億100万m3をも上回った。これは浜名湖(静岡県)の容量の約2倍、東京ドーム単位で約532個分であり、湛水面積1,300haも諏訪湖(長野県)に匹敵し雨竜第一ダム(朱鞠内湖。2,373.0ha)・夕張シューパロダム(シューパロ湖。1,510.0ha)に次いで日本第3位となる。多目的ダムとしては日本一の規模であり、大ダム建設の可能地点が稀少化し巨大ダム建設に対する世論が厳しい現状では事実上日本最後の巨大ダム建設となるものと見られる。総費3,500億円も日本最大である。目的は揖斐川沿岸の洪水調節、揖斐川の水量維持・安定化と揖斐川流域農地の既得取水量を確保するための不特定利水、愛知県・名古屋市・岐阜県への上水道供給、中京工業地帯・東海工業地域及び岐阜県下への工業用水供給、当初計画では認可出力40万キロワットに及ぶ揚水発電を加味した水力発電である。
@徳山ダム堤体空撮。
A徳山ダムのゲート空撮。非常用洪水吐き設備(クレストラジアルゲート)
A徳山ダムのゲート下流側空撮。
B徳山ダムのゲート空撮。
B徳山ダムのダム湖側から空撮。
D徳山ダムのゲート。非常用洪水吐き設備(クレストラジアルゲート)
D徳山ダムの工事で使われていたダンプのタイヤ。
E徳山ダムのリムトンネル?
E徳山ダムの堤頂(右岸側から撮影)
F徳山ダムの堤頂の舗装修復工事?雨水が溜まっていた。
F徳山ダムのゲート下流側。非常用洪水吐き設備(クレストラジアルゲート)
F徳山ダムのゲート下流側。
G徳山ダムの見学者設備?
H徳山ダムの下流側。徳山発電所 (161,900kW)
H徳山ダムのダム湖(徳山湖)
H徳山ダムのダム湖(徳山湖)に架かる国道417号線の徳之山八徳橋。
H徳山ダムの堤頂。左岸方向を見る。
H徳山ダムの堤頂。右岸方向を見る。
I徳山ダムの取水塔。
J徳山ダムの堤頂。
J徳山ダムのリムトンネル。
J徳山ダムの左岸下流に繋がるトンネル。
J徳山ダムの左岸下流に繋がるトンネル。
J徳山ダムの左岸道路は通行止めになっている。
J徳山ダムの左岸ダム湖側から堤体を見る。
J徳山ダムの左岸設備(電気室?)
J徳山ダムの左岸から下流側ダム堤体を見る。
Copyright (C) 2006-2023 hotetu.net All Rights Reserved
外部から直接リンクで飛んできた方は右ホームページリンクへ http://www.hotetu.net/ 歩鉄の達人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『揖斐川町』を掲載」