廃線探索 東レ滋賀事業所専用線

更新日時 2011年07月18日

 東レ滋賀事業所専用線:石山駅では2007年まで専用線発着の車扱貨物を取り扱っており、貨物列車の設定があったが、現在は臨時車扱貨物のみを取り扱っており、そのため貨物列車の発着は無い。石山駅南側にある東レ滋賀事業場へ専用線が下り線側から分岐し、タキ45000形による石油輸送を行っていた。災害時など公共性の面があり権利だけは残っている。但し線路は2009年7月頃に全て撤去されいる。交通科学博物館で静態保存されている1801号機(鉄道記念物)は、1964年に国鉄に寄贈されるまではこの専用線での入換作業で使用されていた。
 @石山駅(いしやまえき)は、滋賀県大津市粟津町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である。JR西日本の路線愛称「琵琶湖線」の設定区間に含まれている。
 @石山駅構造は島式ホーム2面4線に外側待避線を持つ地上駅で橋上駅舎を有している。改札口の横にキヨスク、みどりの窓口の横にデイリーイン石山店がある。運転取り扱い上の番線 1番線(ホームなし、下り外側線待避線)2番線(1番のりば、下り外側線本線)3番線(2番のりば、下り内側線)4番線(3番のりば、上り内側線)5番線(4番のりば、上り外側線本線)6番線(ホームなし、上り外側線待避線)新快速・普通とも主に内側線ホーム(2・3番のりば)に停車する。外側線ホーム(1・4番のりば)は「はるか」・「びわこエクスプレス」と朝ラッシュ時の新快速・草津線直通電車(下りは一部除く)が停車する。1番線は下りの待避線、6番線は上りの待避線でいずれもホームなし。回送・貨物列車の待避に使用されている。外側線からの待避線の分岐がある都合上、場内信号・出発信号を持つ。ただし、上下線間の渡り線はなく、内・外側線の転線もできない。
 @東海道本線の石山駅−膳所駅間の盛越川踏切より撮影。東レ滋賀事業所専用線はこの辺から分岐していた。
@東レ滋賀事業所専用線の廃線跡。盛越川に橋台が残る。
A東レ滋賀事業所専用線の廃線跡。
 B東レ滋賀事業所専用線の廃線跡。国道1号線を横断し白い煙突の方へ線路は続いていた。以前は国道1号線を渡る踏切があった。
 C東レ滋賀事業所専用線の廃線跡。国道を渡り倉庫の方へ線路は続いていた。柵の凹んだ場所は踏切の警報機が有った場所。
 交通科学博物館の1800形蒸気機関車:1880(明治13)年に開通した京都−大津間の勾配区間用にイギリスから輸入した機関車です。当時の汽車監察方R.F.トレビシックの設計による機関車で、長浜−敦賀・大垣間でも使用されました。1801(1930年) - 高知鉄道 → 東洋レーヨン滋賀工場102(1940年)高知鉄道から東洋レーヨン滋賀工場に移っていた1801が1964年に国鉄へ寄贈され、鷹取工場で復元のうえ大阪市の交通科学博物館に静態保存されている。1965年には準鉄道記念物に指定され、2004年には鉄道記念物に格上げされている。
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