更新日時 2014年11月11日

 豊国セメントの専用線:苅田駅から苅田港に面する豊国セメント苅田工場(現・三菱マテリアル九州工場)までの専用線があった。苅田駅西側の採石所は日本セメントと豊国セメントの共有(後に宇部興産との三者共有となる)であったため、豊国セメントの工場へは日本セメント専用線から貨車がそのまま豊国セメントの専用線に入って輸送していた。日本セメントは貨車牽引のための機関車を所有していなかったため国鉄の機関車を有償で借りて輸送を行っていた。これに対し豊国セメントは機関車を所有しており、地元の足として貨車を使って一般客の輸送も行っていた。その後この採石所は日本セメントが撤退し、豊国セメントは会社合併で三菱鉱業セメントとなり採石を東谷工場(現・三菱マテリアル九州工場東谷生産課)にて行い輸送手段をベルトコンベアに切り替えたため、現在宇部興産のみが採石を行っている(ちなみにこちらも自社所有のベルトコンベアを利用して運搬を行っている)。レールは撤去されたが豊国セメントの専用線跡はその大部分が舗装された道路になっており日豊本線との分岐部分は公園になっている。なお豊国セメントは1972年(昭和47年)9月18日に専用線で使用していた5号機関車を教材用として苅田小学校に寄贈、現在も学校敷地内に静態保存されている。
廃線探索 日本セメント苅田専用線
 @苅田駅(かんだえき)は、福岡県京都郡苅田町大字提にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅である。苅田町は北九州市の通勤圏のためラッシュ時には多数の利用者が存在する。また2006年(平成18年)3月16日に開港した北九州空港の玄関口として、県と町により駅舎を新築し同年4月22日完成した。朝に下関駅と当駅を始点・終点とする列車(1往復)が設定されている(これ以外は途中停車駅)。駅構造は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。
A豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場(現・三菱マテリアル九州工場)の廃線跡。
B豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
C豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
D豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
E豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
F豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。採石のベルトコンベア。る。
G豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
H豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
I豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
J豊国セメントの専用線の苅田駅 - 豊国セメント苅田工場の廃線跡。道路に転用されている。
Jこの橋は豊國橋で昭和34年に道路橋に掛け替えられたみたいだ。この先は工場内。
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出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『苅田町』を掲載」
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