更新日時 2018年02月17日

旧別府鉄道キハ2保存会 別府鉄道廃線跡ウォーキング
 旧別府鉄道キハ2保存会 別府鉄道廃線跡ウォーキング:2月12日JR土山駅(旧別府鉄道土山駅)を出発点として、播磨町、加古川市内への別府鉄道廃線約10km区間で開催。案内人の歩鉄の達人とゲストの豊岡真澄さん、北川恵さん、総勢約40人が参加しました。当日は別府鉄道最終日の様に雪がちらつきましたが、全員無事にゴール地点の加古川市民会館に到着しました。別府鉄道の創業時の社名は別府軽便鉄道。別府港にある創業者の多木久米次郎が経営する化学肥料製造会社の多木製肥所(現在の多木化学)の肥料製品を積み出すための鉄道として、1921年に野口線が開業、1923年に土山線が開業した。戦時中は野口線が不要不急線として休止され、資材も供出させられたが、土山線は肥料輸送の重要性が認められ存続した(野口線は1947年運行再開)。1946年に別府鉄道に社名変更している。また、1944年に別府港で操業を開始した製鉄化学工業(現・住友精化)の製品輸送を担うようになった。1966年には土山線沿線に川崎重工業の車両工場が新設され、そこで新製された貨車の搬出にも利用された。1980年代に入り国鉄貨物営業の縮小の影響を受け、土山線を経て土山駅で国鉄線へ受け渡す貨物輸送ができなくなり、これが直接的原因となり1984年2月1日に鉄道全線が廃止された。最終営業日となった1984年1月31日は当地としては珍しい大雪の日(五九豪雪の一つ。当日当地に程近い姫路で19cm、神戸でも10cmの積雪を観測)となり、沿線の道路が大混乱している中でお別れ列車などを含めスムーズに列車を運行し、最後の最後まで鉄道としての特性を全うした。しかし廃止までの経緯から、鉄道代替バスを運転しても採算が取れないことからバス代替は行われなかった。現在廃線跡は主に遊歩道に転用されている。
旧別府鉄道キハ2号保存会の皆さんが豊岡真澄さんを新大阪駅で並んでお出迎えです。
旧別府鉄道キハ2号保存会の皆さんと豊岡真澄さん。
手柄山の姫路モノレールと豊岡真澄さん。
手柄山の姫路モノレールのかぶりつき席で運転席を撮影する豊岡真澄さん。
手柄山ステーションでサインをする豊岡真澄さん。
手柄山回転展望台。1966年4月3日〜6月5日まで開催された姫路大博覧会のテーマ塔として建てられ、兵庫県姫路市中心部の手柄山にそびえる「回転展望台」が2018年3月で閉鎖される。姫路の名所として親しまれてきたが、老朽化で維持が困難に。加古川市は一旦解体方針を示したものの、廃止を惜しむ意見を受けて撤回し、モニュメントとして残すことにした。
手柄山回転展望台のメニューサンプル食品。
手柄山回転展望台。
手柄山回転展望台で豊岡真澄さんと記念撮影。
手柄山回転展望台でフルーツパフェを食べました。
姫路の和風ダイニングまんまで前夜祭です。豊岡真澄さんと北川恵さんのツーショットです。
豊岡真澄さんのサイン入りクリアーファイルです。20枚限定で私も買いました。
豊岡真澄さんと北川恵さんのサインをスイカにしてもらいました。
北川恵さんからチョコレートのプレゼントももらいました。
@加古川プラザホテルで出発前の記念撮影。高校時代のジャージを着ています。このジャージを着て旧別府鉄道キハ2号保存会の別府鉄道跡ウォーキングに参加します。
A加古川駅に停車中の加古川線103系3550番台。現在使用されている車両はすべて電車で、網干総合車両所明石支所加古川派出所に所属する125系および103系(3550番台)で運転されている。西脇市駅を境に、南北それぞれの区間で需要に大きな差があり、加古川駅 - 西脇市駅間には2両や4両編成が必要になることから103系が優先的に使用されており、需要が格段に少なくなる西脇市駅 - 谷川駅間には、当線の電化に合わせて製造された1両で運行可能な125系が基本的には全列車で使用されている。
BJR土山駅で受付です。ピンクのはっぴを着ている人たちが旧別府鉄道キハ2保存会の方です。
BJR土山駅で出発前に案内人とゲストの豊岡真澄さん、北川恵さんの紹介と注意事項の説明を行いました。
CJR土山駅近くの古レールを使用したモニュメントの前で豊岡真澄さん、北川恵さんと撮影。
CJR土山駅近くの古レールを使用したモニュメント。事前の下見をしたときの写真です。
CJR土山駅近くの古レールを使用したモニュメント。古レールに刻まれているロールマークの説明を行いました。1981年7月製造。30kgレール。1981年だと新日本製鐵(八幡製鐵と富士製鐵が1970年に合併)だが富士製鐵のマークに似ている。
C別府鉄道廃線跡を利用した「であいのみち」遊歩道。
D別府鉄道廃線跡を利用した「であいのみち」遊歩道。
E大中遺跡の説明を播磨町郷土資料館の職員の方から説明を受けました。
E大中遺跡(おおなかいせき)は、兵庫県加古郡播磨町に位置する、弥生時代中期から古墳時代中期の代表的な遺跡の一つ。国の史跡に指定されている。昭和37年(1962年)6月に播磨中学校の3人の生徒により発見された。多くの住居跡とともに土器、鉄器、砥石、そして貝殻や飯蛸壺、更には中国との交流を示す分割鏡などが発掘された。昭和49年(1974年)から史跡公園大中遺跡公園(愛称は「播磨大中古代の村」)として公開されている。
E1101号住居(弥生時代後期)隅丸方形の周囲に土床をもった住居跡である。復元主材はクヌギ。
E1101号住居内部。出入口の反対側に半円形の突出部があり、その中に2段になった穴が開けられている。おそらく炊事の場であったと思われる。その左右に川原石が2個置かれているのは、当時の信仰か、まじないを意味するものと考えられる。
E播磨町郷土資料館脇に保存されているDC302とハフ5。
E別府鉄道駅銘板のレプリカ。
E別府鉄道の橋梁を渡るDC302とハフ5の当時の写真。
E別府鉄道のDC302の運転席に座る北川恵さん。
E別府鉄道のハフ5内部。
E別府鉄道のハフ5の座席に座る豊岡恵さん。女子高生の通勤風景の様な感じです。
E別府鉄道のハフ5内部に展示されている当時の写真。
E別府鉄道のハフ5内部に展示されている当時の写真。
E別府鉄道のハフ5内部に展示されている当時の写真。
F別府鉄道の引き込み線が有った川崎重工業前で引き込み線のレール跡が残っている事を説明する歩鉄の達人。
F別府鉄道の川崎重工業の引き込み線のレールが残る。事前調査時の写真。
F別府鉄道の川崎重工業の引き込み線のレールが残る。事前調査時の写真。
G別府鉄道のワ124。農業倉庫として使われている。数年前に見たときには錆だらけでしたが、持ち主が塗り直して、別府鉄道の名前とワ124の文字を記入したようだ。
G別府鉄道のワ124下回りの写真。事前調査時に撮影。播磨町郷土資料館でもらった資料によると、ワ124は四輪有蓋車で自重7.9t、長さ6.04m、幅2.45m、高さ3.64mで積載荷重は10t。オールドベリー車輌会社製で明治23年に製造され、大正10年に国鉄から購入。昭和56年に廃車。
G別府鉄道のワ124下回りの写真。事前調査時に撮影。
H別府鉄道土山線跡と山陽電鉄の跨線橋が交差する部分。
H別府鉄道土山線跡に山陽電鉄の跨線橋橋台に別府鉄道の通信線の碍子と思われる物が残っている。事前調査時に撮影。
I別府鉄道株式会社、多木化学株式会社の表札。別府鉄道と多木化学のつながりが解る表札ですね。創業時の社名は別府軽便鉄道。別府港にある、創業者の多木久米次郎が経営する化学肥料製造会社の多木製肥所(現在の多木化学)の肥料製品を積み出すための鉄道として、1921年に野口線が開業、1923年に土山線が開業した。
I別府鉄道株式会社、多木化学株式会社の煉瓦塀。
I多木化学のモニュメント。石臼は獣骨をすりつぶして肥料にしたのが始まりで、本社敷地から出てきたそうです。明治18年(1885) 創業者多木久米次郎がわが国最初の人造肥料として骨粉の製造開始 。明治23年(1890) 骨粉を原料とした過燐酸石灰の製造開始。明治26年(1893)「神代鍬」印の商標を農商務省に登録。
I別府鉄道株式会社、多木化学株式会社の本社。
I別府鉄道本社煉瓦塀に大阪窯業の煉瓦の刻印を確認。釘マークと又?
I別府鉄道本社煉瓦塀に岸和田煉瓦の煉瓦の刻印を確認。
I別府鉄道本社煉瓦塀に大阪窯業の煉瓦の刻印を確認。釘マークと二?
I別府鉄道本社建て屋基礎にも煉瓦が使われている。
I別府鉄道本社の花壇に使われている煉瓦も古い煉瓦が使われている。
I別府鉄道本社の花壇の煉瓦にも大阪窯業の煉瓦の刻印を確認。
I別府鉄道本社で参加者全員の記念撮影。
J別府鉄道の看板。
J別府鉄道の看板交差点の民家の土地が斜めに隅切りされている。
J別府鉄道の看板交差点の民家の土地が斜めに隅切りされている部分に多木の境界杭が残る。
K別府鉄道野口線廃線跡の踏切跡にレールが残る。
L別府鉄道野口線廃線跡の踏切跡にレールが残る。
M別府鉄道の境界杭が残る。
N別府鉄道のキハ2。
N別府鉄道のキハ2と豊岡真澄さん、北川恵さん。
N別府鉄道のキハ2と豊岡真澄さん、北川恵さんと歩鉄の達人。
N別府鉄道のキハ2内部。内部の補修はまだまだですね。
N別府鉄道のキハ2の窓枠の説明を行っている、保存会の方。
O別府鉄道野口線の野口駅 - 藤原製作所前駅間の廃線跡。川崎重工製の橋梁。
O別府鉄道野口線の野口駅 - 藤原製作所前駅間の廃線跡。川崎重工製の橋梁。
P野口駅跡に駅名標とレール・台車のモニュメントが残る。(2018年1月20日撮影)
Q加古川市民会館。
Q加古川市民会館のミニトークショー後で参加者と記念撮影。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『播磨町・加古川市』を掲載」