更新日時 2021年12月02日
清津峡は信濃川の支流である清津川が形成した峡谷。新潟県十日町市小出から湯沢町八木沢にかけての全長約12.5キロメートルをいう。1941年に国の名勝および天然記念物に指定されており、日本三大峡谷の一つとして知られる。観光のために歩行者用の「清津峡渓谷トンネル」が掘られており、近くには旅館3軒の温泉街(清津峡小出温泉)がある。清津峡渓谷トンネルは全長750mの歩行者専用トンネルでトンネルの途中に3つの見晴所、終点にはパノラマステーションがあり、そこから渓谷美を楽しむことができる。古くは清津川沿いの遊歩道(登山道)からの観賞が一般的であり、奇岩怪石に名称がつけられていて、主なものとして化物渕、長瀞、節渕、丸渕、乙女ヶ渕、黒岩、獅子、屏風岩、薬研、昇天閣、高石滝、銚子滝、千の滝、風穴、猿飛砂ッポといった名が南魚沼郡誌に挙げられているが、1988年(昭和63年)に峡谷内で落石死亡事故が発生したため、遊歩道は通行禁止となった。その後しばらく渓谷美を見ることができなくなっていたが、地元住民や観光客から要望が多数寄せられたことを受け、安全に渓谷美を楽しむことができるよう、歩道トンネルの建設が決定。1996年(平成8年)10月1日に清津峡渓谷トンネルが開業した。翌1997年度(平成9年度)の来訪者は16万人を超えたが、「トンネル内は退屈」という意見もあり、2004年(平成16年)の新潟県中越地震後に観光客数は10万人以下へと落ち込んだ。温泉街は1984年(昭和59年)の五九豪雪による雪崩被害も受けており、雪崩前に5軒あった旅館は3軒に減っていた。2018年(平成30年)に行われた第7回大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレで、トンネル全体が中国出身の芸術家マ・ヤンソン(MADアーキテクツ)の作品として改修された。出口近くに設けられた作品「トンネル オブ ライト」は、ステンレス板貼りの壁と、沢の水を湛えた床面を用い、渓谷の景色の映り込みが楽しめるようになった。これが話題を呼び、2017年度(平成29年度)に5万人台だった来訪者は、2019年度(平成31年/令和元年度)は中途で20万人に達した。 | |
@清津峡の第二駐車場。土日祭日の時間が遅いと渋滞で駐車場に入るのに時間がかかります。 | |
A清津峡湯本温泉 清津館。 | |
B清津峡渓谷トンネルへの歩道。 | |
B清津峡渓谷トンネルへの歩道。 | |
C清津峡渓谷トンネルへの歩道。 | |
C清津峡渓谷トンネル入口。 | |
D清津峡渓谷トンネルの券売機。 | |
D清津峡渓谷トンネルの券売機。 | |
E清津峡渓谷トンネル内部。 | |
E清津峡渓谷トンネル内部。 | |
F清津峡渓谷トンネル内部。 | |
G清津峡渓谷トンネルの第一見晴らしトンネル。 | |
G清津峡渓谷トンネルの第一見晴らしトンネル。 | |
G清津峡渓谷トンネルの第一見晴らしトンネル。 | |
G清津峡渓谷トンネルの第一見晴らしトンネルから見る清津峡。 | |
H清津峡渓谷トンネルの内部。 | |
I清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネル。 | |
I清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネル。 | |
I清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネルから見る清津峡。 | |
I清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネルから見る清津峡。 | |
J清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネル。 | |
J清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネル。 | |
J清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネル。 | |
J清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネルから見る清津峡。 | |
J清津峡渓谷トンネルの第二見晴らしトンネルから見る清津峡。 | |
K清津峡渓谷トンネルの内部。 | |
L清津峡渓谷トンネルのパノラマステーション。 | |
L清津峡渓谷トンネルのパノラマステーションから見る清津峡。 | |
L清津峡渓谷トンネルのパノラマステーションから見る清津峡。 | |
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