更新日時 2015年01月31日

ローカル線の旅 水島臨海鉄道
 水島臨海鉄道は、岡山県倉敷市で鉄道路線を運営している鉄道事業者。略称はMR、通称「水臨」「水鉄」「臨鉄」「臨海」「ピーポー」など。日本貨物鉄道(JR貨物)・倉敷市などが出資する第三セクター方式の臨海鉄道である。中国運輸局管内の民鉄(JR除く)では唯一、貨物鉄道事業を行っており、その他旅客鉄道事業なども行っている。旅客収入は約2.6億円、貨物収入は約4.2億円と、客貨は3:5程度の比率である(数字はいずれも2005年度の統計)。2014年5月12日現在、気動車5形式15両、ディーゼル機関車2形式4両の計19両が在籍する。1970年(昭和45年)2月2日: 日本国有鉄道(国鉄)および倉敷市などの出資により設立。1992年(平成4年)9月7日: 水島地区の交通量増加により、水島本線の浦田駅 - 三菱自工前駅間、港東線の一部を高架化。
水島臨海鉄道(水島本線)
倉敷市駅 - 球場前駅 - 西富井駅 - 福井駅 - 浦田駅 - 弥生駅 - 栄駅 - 常盤駅 - 水島駅 - 三菱自工前駅 - (貨)倉敷貨物ターミナル駅
(港東線)
水島駅 - 東水島駅
(西埠頭線)
三菱自工前駅 - 西埠頭駅
水島臨海鉄ユーチューブリンク
倉敷市駅(くらしきしえき)は、岡山県倉敷市阿知一丁目にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
 倉敷市駅構造は単式ホーム1面1線の地上駅である。水島臨海鉄道水島本線の駅では唯一の終日有人駅(水島駅も有人駅だが、駅員配置は日中のみ)。4階建駐輪場の1階にあり、改札口・駅舎は倉敷駅とは独立している。出入口手前は片側がスロープになっている。駅舎内の改札口前は待合室となっており、駅窓口と2機の自動券売機がある。
水島臨海鉄道水島本線の倉敷市駅 - 球場前駅間の阿知踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の倉敷市駅 - 球場前駅間の村東道踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の倉敷市駅 - 球場前駅間の八田井踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の倉敷市駅 - 球場前駅間より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の倉敷市駅 - 球場前駅間の安江踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の倉敷市駅 - 球場前駅間の四十瀬踏切より撮影。
 ⑦ 水島臨海鉄道MRT300形気動車。301・302が1995年2月11日、303・304が1995年11月29日、305・306が1996年11月22日に製造・導入された。新潟鐵工所のローカル線向け軽快気動車「NDC」の機構をベースとしている。輸送量の多い通勤・通学路線であるため、通常形気動車同等の21m級大型車である。全長21.3mの車体と、330PSの機関である。301・302はクリームホワイトの車体に、ブルー濃淡の線で、303 - 306は青色の車体に、ひまわりの絵がラッピングされており、後者には「ひまわり号」という愛称がある。
球場前駅(きゅうじょうまええき)は、岡山県倉敷市四十瀬にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
 球場前駅構造は単式ホーム1面1線の地上駅。無人駅である。駅舎、待合室はなく、駅の一部に屋根がある程度。
水島臨海鉄道水島本線の球場前駅 - 西富井駅間より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の球場前駅 - 西富井駅間より撮影。
西富井駅(にしとみいえき)は、岡山県倉敷市上富井にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
 西富井駅構造は相対式ホーム2面2線の高架駅。無人駅である。駅舎、待合室はない。それぞれのホームに直結した出入り口がある。ホーム上には一部屋根がある。なお、上り線の線路が一線スルーとなっており、下り貨物列車は上り線を通過する。
水島臨海鉄道水島本線の西富井駅 - 福井駅間より撮影。
福井駅(ふくいえき)は、岡山県倉敷市福井にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
 福井駅構造は単式ホーム1面1線の地上駅。無人駅である。駅舎、待合室はない。ホーム上にはわずかに屋根がある。
水島臨海鉄道水島本線の福井駅 - 浦田駅間の福井踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の福井駅 - 浦田駅間の吉川踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の福井駅 - 浦田駅間の五軒屋踏切より撮影。
浦田駅(うらだえき)は、岡山県倉敷市福田町浦田にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
 浦田駅構造は単式ホーム1面1線の地上駅。無人駅である。駅舎、待合室はない。ホームに一部屋根がある。
水島臨海鉄道水島本線の浦田駅 - 弥生駅間の天理教前踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の浦田駅 - 弥生駅間の石屋谷踏切より撮影。
弥生駅(やよいえき)は、岡山県倉敷市水島東弥生町にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
 弥生駅構造は相対式ホーム2面2線の高架駅。無人駅である。それぞれのホームに直結した出入り口がある。ホームには一部屋根がある。1992年に高架化される以前の地上駅時代は1面1線であり、交換設備は隣の栄駅にあった。
栄駅(さかええき)は、岡山県倉敷市水島東栄町にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
 栄駅構造は単式ホーム1面1線の高架駅。無人駅である。 1992年に高架化される以前の地上駅時代は相対式ホーム2面2線+中線1線であり、列車はこの駅で行き違いを行っていた。エレベーターが備わっている。なお、地上にはトイレも完備されている。
常盤駅(ときわえき)は、岡山県倉敷市水島東常盤町にある、水島臨海鉄道水島本線の駅。
常盤駅構造は単式ホーム1面1線の高架駅。無人駅である。ホームに直結した出入り口がある。
 水島駅(みずしまえき)は、岡山県倉敷市水島東千鳥町にある、水島臨海鉄道の駅。倉敷市水島地域の代表駅である。
 水島駅構造は島式ホーム1面2線の高架駅。エレベーターが設置されている。貨物用の側線がある。日中のみ有人駅。高架下にトイレが、ホーム上に待合室がある。1992年に高架化されるまでは、単式ホーム1面1線+貨物通過用1線の地上駅で、終日無人であった。また、駅の南側の国道430号と交わるところにあった踏切は有人式であった。
 水島臨海鉄道MRT300形気動車。301・302が1995年2月11日、303・304が1995年11月29日、305・306が1996年11月22日に製造・導入された。新潟鐵工所のローカル線向け軽快気動車「NDC」の機構をベースとしている。輸送量の多い通勤・通学路線であるため、通常形気動車同等の21m級大型車である。全長21.3mの車体と、330PSの機関である。301・302はクリームホワイトの車体に、ブルー濃淡の線で、303 - 306は青色の車体に、ひまわりの絵がラッピングされており、後者には「ひまわり号」という愛称がある。
水島臨海鉄道水島本線の水島駅 - 三菱自工前駅間の臨港第一踏切より撮影。
水島臨海鉄道水島本線の水島駅 - 三菱自工前駅間の自工前踏切より撮影。
 三菱自工前駅(みつびしじこうまええき)は、岡山県倉敷市水島海岸通二丁目にある、水島臨海鉄道の駅。水島本線旅客営業の終点で、西埠頭線の分岐駅。当駅を発着する旅客列車は朝夕の通勤時間帯のみの運行だったが、2007年3月18日のダイヤ改正以降昼間時間帯も一部列車が発着するようになった。
三菱自工前駅構造は単式ホーム1面1線を持つ地上駅である。ホームの幅は狭い。無人駅である。
水島臨海鉄道水島本線の三菱自工前駅 - (貨)倉敷貨物ターミナル駅間の菱光踏切より撮影。
 倉敷貨物ターミナル駅(くらしきかもつターミナルえき)は、岡山県倉敷市水島西通二丁目にある水島臨海鉄道水島本線の貨物駅である。貨物駅だが車両基地が併設されており、旅客列車用車両が乗り入れている。駅構造は地上駅。水島臨海鉄道の車両基地や運転区、CTCセンターが構内に置かれている。車両基地の南側に、三菱自動車水島新車点検物流センターが置かれている。ここでは沿線にある同社水島製作所で生産された自動車にカーオーディオなどのオプション用品を取り付ける作業が行われており、一部の軽自動車は併設されたモータープールから12フィートコンテナに積載され、鉄道輸送されている。なお、当駅は車扱貨物のみを取り扱っている。コンテナ貨物は取り扱っていないため、軽自動車搭載のコンテナは東水島駅発送扱いとされる。
MRT303。 キハ206。DE701。
キハ205。 キハ30 98。
キハ37。 DD501。DE701。
倉敷貨物ターミナル駅西側へ伸びるJFEスチール西日本製鉄所倉敷地区への専用鉄道が残っている。
 DD506:DD50形 (501, 505, 506)川崎車輌・日立製作所で製作されたディーゼル機関車(50t機)である。505は1962年2月川崎車輛製で、506は1966年6月、501は1968年2月の日立製作所製である。東水島 - 倉敷貨物ターミナル間の区間列車や駅構内の入換に充当されている。
水島臨海鉄道西埠頭線の三菱自工前駅 - 西埠頭駅間の臨港第二踏切より撮影。
水島臨海鉄道西埠頭線の三菱自工前駅 - 西埠頭駅間の公園踏切より撮影。
水島臨海鉄道西埠頭線の三菱自工前駅 - 西埠頭駅間の海岸通二丁目踏切より撮影。
 西埠頭駅(にしふとうえき)は、岡山県倉敷市水島海岸通2丁目にある水島臨海鉄道西埠頭線の貨物駅。1997年(平成9年)10月1日以降、貨物列車の発着はなくなっている。
 西埠頭駅構造は駅構内は数本の路線が残されているのみとなっている。かつては、駅周辺にある三菱石油水島製油所(現・新日本石油精製水島製油所)や日清オイリオグループ水島工場への専用鉄道、三菱ガス化学水島工場への専用線が駅から分岐していたが、1997年(平成9年)9月の三菱石油専用鉄道を最後にすべて廃止された。同専用鉄道からは、湖山駅などへ石油が発送されていた。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間より撮影。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間より撮影。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間より撮影。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間より撮影。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間の東鉄正門前踏切より撮影。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間より撮影。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間の板敷踏切より撮影。
 ⑱水島臨海鉄道港東線の廃線跡。かつては、駅構内の西側から分岐し南へ向かう2つの専用鉄道が存在した。先に開通したジャパンエナジー水島製油所への専用鉄道は、同製油所で生産されたガソリンなどの燃料油、潤滑油、ノルマルパラフィンなどの発送が行われていた。潤滑油発送は晩年まで続き、2003年ごろに廃止された。次に開通した三菱化学水島事業所への専用鉄道は、同事業所で生産されたアルデヒドなどの化学薬品の発送が行われていたが、1990年代に廃止された。
水島臨海鉄道港東線の廃線跡。この先は三菱化学工場内。
水島臨海鉄道港東線の廃線跡。
水島臨海鉄道港東線の廃線跡。この先はJX日鉱日石水島精油所(旧日鉱前駅)跡。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間より撮影。
水島臨海鉄道港東線の水島駅 - 東水島駅間より撮影。
 東水島駅(ひがしみずしまえき)は、岡山県倉敷市潮通三丁目にある水島臨海鉄道港東線の貨物駅である。
東水島駅構造は地上駅。1面2線のコンテナホームのほか、数本の側線が引かれている。
東水島駅の終端部。、
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