更新日時 2018年09月12日

廃線探索 小清水軌道
 小清水軌道は、かつて北海道斜里郡小清水村(現・小清水町)にあった北海道製糖が運営する軌道路線である。国鉄釧網本線(当時の網走本線末端区間、網走以東)の敷設にあたって、小清水村(現・小清水町)と斜里村(現・斜里町)との間では激しい誘致合戦が広げられていた。最終的に線路は斜里市街を通ることになり、小清水村には海岸沿いに2駅が設けられただけで肝心の市街地には鉄道が通されなかった。そのため釧網線が斜里まで伸びてから5年後の1930年(昭和5年)に、仮止別駅から小清水村中心部の小清水駅に至る北見鉄道が開業したが、経営難によりわずか9年で廃止となってしまった。その翌年、帯広市に本社を構える北海道製糖(現・日本甜菜製糖)が小清水市街への軌道敷設を発表する。古樋駅(現・浜小清水駅)から札弦までの測量を行うものの、水上 - 札弦間は地形的な制約で断念された。開業してからは当初の目的である甜菜の輸送に加え農作物や木材や旅客などの輸送に励んだが、戦後はトラックによる輸送に押され、1952年(昭和27年)に廃止となった。1949年(昭和24年)時点での営業状況は1日3往復、乗車人員合計17500人、貨物取扱量2000トンであったという。
小清水軌道
古樋駅(ふるとい) - 小清水駅(こしみず) - 水上駅(みずかみ)
 @浜小清水駅は、北海道斜里郡小清水町字浜小清水にある北海道旅客鉄道(JR北海道)釧網本線の駅。駅番号はB74。電報略号はマコ。 かつては小清水軌道との分岐駅であり、小清水市街地と結ばれていた。
 @浜小清水駅構造は相対式ホーム2面2線を有する地上駅。2番のりばとの間は止別方にある構内踏切で連絡する。2番のりばは3両程度分の長さを持つが、機関車を含めて6両となる「流氷ノロッコ号」の運行期間は、全客車がホームにかかるよう仮設で延伸される。知床斜里駅管理の無人駅。道の駅「はなやか(葉菜野花)小清水」の建物内に待合室が設置される。
A小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
B小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
C小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
D小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
E小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
F小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
G小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
この斜めのコンクリートは小清水軌道の橋台跡か?
H小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。痕跡は残っていない。
I小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。痕跡は残っていない。
J小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。痕跡は残っていない。
K小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
L小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
M小清水軌道(日甜専用軌道)の古樋駅(浜小清水駅) - 小清水駅間の廃線跡。
N小清水軌道(日甜専用軌道)の小清水駅跡。
N小清水軌道(日甜専用軌道)の小清水駅跡。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
出典: 「国土地理院の電子国土Web(地図画像)『小清水町』を掲載」