更新日時 2020年03月14日

廃線探索 三井三池港務所(三池鉄道)
 三池鉄道(みいけてつどう)は、かつて福岡県大牟田市及び熊本県荒尾市で運行されていた専用鉄道(一時期地方鉄道)の通称である。三井三池炭鉱から採掘された石炭を輸送するために敷設され、保有者は三井鉱山から三井三池港務所、再び三井鉱山、三井石炭鉱業と移った。現在でも一部区間が現存し、三井化学の専用鉄道として使用されている。
駅一覧(地方鉄道昇格時のもの)
三池本線:三池浜駅 - 三池港駅間 (9.3km)
三池浜駅 - 宮浦駅 - 万田駅 - 妙見駅 - 原万田駅 - 西原駅 - 四ツ山駅 - 三池港駅
旭町線:宮浦駅 - 旭町駅間 (1.8km)
宮浦駅 - 旭町駅
勝立線:宮浦駅 - 東谷駅 (3.3km)
宮浦駅 - 馬渡駅 - 東谷駅
玉名線:原万田駅 - 平井駅間 (4.2km)
原万田駅 - 大平駅 - 宮内駅 - 大谷駅 - 平井駅
 上記写真は里山工房より転載。ドイツシーメンス社製B型小型電気機関車の1号とホハ201型。 コハ100型コハ104号です。コハ103号とコハ104号は客車列車に組成されて使われていました。
@三井化学大牟田工場専用線
@三井化学大牟田工場専用線
@三井化学大牟田工場専用線。宮浦駅構内東泉町2号踏切より撮影。
A三井化学大牟田工場専用線宮浦駅構内三坑町3号踏切より撮影。
@三井化学大牟田工場専用線ユーチューブ動画リンク
@19号機関車。 A20号機関車、2号機関車。?号機関車。
B三井化学大牟田工場専用線の現役線はここまで。
B三井化学大牟田工場専用線の現役線はここまで。
B三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。
C三井三池港務所(三池鉄道)勝立線、宮浦駅 - 馬渡駅間の廃線跡。
D三井三池港務所(三池鉄道)勝立線、宮浦駅 - 馬渡駅間の廃線跡。
E三井三池港務所(三池鉄道)勝立線、宮浦駅 - 馬渡駅間の廃線跡。
F三井三池港務所(三池鉄道)勝立線、宮浦駅 - 馬渡駅間の廃線跡。
G三井三池港務所(三池鉄道)勝立線、 馬渡駅跡。
H三井三池港務所(三池鉄道)勝立線、馬渡駅 - 東谷駅間の廃線跡。
I三井三池港務所(三池鉄道)勝立線、 東谷駅跡。
J三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。3qポストがある。
J三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。線路が残っている。
K三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。跨線橋から見る。
K三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。跨線橋。
L三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。踏切跡にレールが残る。
 M宮原坑跡:三池炭鉱は、明治6年(1973年)に官営となり、大浦坑・七浦坑・宮浦坑・勝立坑等を主力坑として施設の近代化が進められた。明治22年(1889年)には三井組に払い下げられ、團琢磨を指導者として経営の拡大が図られた。明治後期に宮原坑、万田坑、大正期には四山坑が開坑され、我が国最大の炭鉱に発展した。この宮原坑は、明治31年(1898年)に第一立坑が、明治34年(1901年)に第二立坑が完成した。第一立坑は揚炭・入気・排水が主であり、第二立坑は人員昇降を主とし、排気・排水・揚炭を兼ねた。三池炭鉱の最大の課題は排水であったが、両立坑とも当時世界最大のデビーポンプ2台を備え、排水難を解消、深部採炭への展開を可能とした。以後、宮原坑は主力坑として、明治・大正・期を通じて年間40〜50万トンの出炭を維持した。当時宮原坑は、三池集治監に収監されていた囚人が採炭に従事し、彼らから「修羅坑」と呼ばれ恐れられた。しかし昭和初期の不況の中で、昭和6年(1931年)5月1日、七浦坑とともに閉坑した。現在、第一立坑はすでに消滅しているが、この第二立坑には鋼鉄製櫓、巻揚機室などが現在も残り、その周囲約4800uが史跡となっている。巻揚機室はイギリス積み煉瓦造りの切妻平屋で、屋根は現状で波形スレート葺き。内部には巻揚機やウインチ、大型のモーターなどが据わっている。三井三池炭鉱宮原軌道
M三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。
M三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。跨線橋から見る。
M三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。東金ヶ坂橋。
N三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。諏訪川を渡る橋梁。
N三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。諏訪川を渡る橋梁。
N三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。諏訪川を渡る橋梁。
O大牟田市上水道。日之出前喞筒場跡。
O三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。
O三井三池港務所(三池鉄道)宮浦駅 - 万田駅間の廃線跡。煉瓦積みのカルバート。
Q三井三池港務所(三池鉄道)万田駅 - 妙見駅間の廃線跡。
Q桜町トンネル。大牟田市藤田町側。
 Q桜町トンネル:昭和8年(1933年)に建設された、熊本県荒尾市と福岡県大牟田市を結ぶ生活道路(地下通路)です。構内の地下を東西方向に走り、壁は切石(一部は煉瓦積み)で積まれ、入口幅は2.7m、高さ2.4m、全長130m。天井はコンクリートで覆われ、一部明かり取りが設けてあります。
Q桜町トンネル。炭鉱側(荒尾市側)
 Q三井三池鉱の第二竪坑巻揚機室:赤煉瓦とツタが印象的です。このあたりが、第二竪坑櫓と巻揚機室が美しく見えるベストポイント。左写真。三井三池鉱山万田軌道
 Q三井三池鉱の沈殿池:坑内から排水された水を一時的に溜め、不純物を沈殿させるための池です。池に設けられた排水溝から上水を河川に流す仕組みになっていました。池の面積は約3,600uで、護岸は空石積み(一部は石積み無し)です。
R三井三池港務所(三池鉄道)万田駅 - 妙見駅間の廃線跡。
S三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅跡。
S三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅跡。
@三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅 - 原万田駅間の廃線跡。
@三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅 - 原万田駅間の廃線跡。跨線橋より撮影。
A三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅 - 原万田駅間の廃線跡。
B三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅 - 原万田駅間の廃線跡。
C三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅 - 原万田駅間の廃線跡。
C三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅 - 原万田駅間の廃線跡。
D三井三池港務所(三池鉄道)妙見駅 - 原万田駅間の廃線跡。国道208号線を越える場所。
E三井三池港務所(三池鉄道)原万田駅跡。
F三井三池港務所(三池鉄道)原万田駅 - 西原駅間の廃線跡。JR鹿児島本線を超える。
G三井三池港務所(三池鉄道)原万田駅 - 西原駅間の廃線跡。大型の橋梁が今も残る。
H三井三池港務所(三池鉄道)原万田駅 - 西原駅間の廃線跡。小型の橋梁が残る。
H三井三池港務所(三池鉄道)原万田駅 - 西原駅間の廃線跡。
I三井三池港務所(三池鉄道)西原駅間の廃線跡。
J三井三池港務所(三池鉄道)西原駅 - 四ツ山駅間の廃線跡。
K三井三池港務所(三池鉄道)四ツ山駅跡。
L三井三池港務所(三池鉄道)四ツ山駅跡。
M三井三池港務所(三池鉄道)四ツ山駅 - 三池港駅間の廃線跡。
N三井三池港務所(三池鉄道)四ツ山駅 - 三池港駅間の廃線跡。
O三井三池港務所(三池鉄道)四ツ山駅 - 三池港駅間の廃線跡。
P三井三池港務所(三池鉄道)三池港駅跡。
 Q三井三池炭鉱三川軌道:三川坑は、三井鉱山三池鉱業所の一施設で、三池港の近くにある。第一斜坑・第二斜坑とがあり、いずれも坑口は幅約6m・高さ3.3mのアーチ型で、有明海の海底に向かって西へ、傾斜約11度、長さ2km以上の坑道が伸びている。戦争遂行のため石炭増産が求められる中、1937年に建設が開始され、1940年に完成した。戦後復興期には三井鉱山の最主力坑となり、1949年に昭和天皇が入坑するほどであった。1997年3月の三井三池炭鉱閉山後、その施設のいくつかは重要文化財・史跡・近代化産業遺産など文化財として登録されているが、三川坑はその対象とされていない。1963年(昭和38年)11月9日午後3時12分、三井鉱山三池鉱業所三川鉱(三川坑)第一斜坑の坑口から約1600メートル付近の斜坑で炭塵爆発が起きた。坑内で用いられていた石炭を満載したトロッコの連結が外れて火花を出しながら脱線、暴走し、これにより大量の炭塵がトロッコから坑内に蔓延した。この炭塵に引火爆発したのが原因である。当時、坑内は約1400人の労働者が従事。死者458名、救出された940名のうち一酸化炭素中毒患者839名を出した。炭塵が爆発することによって、一酸化炭素が大量に発生した。当時の三川坑第一斜坑は入気斜坑であり、結果的に、大勢の労働者がいる有明海海底の坑内現場に一酸化炭素を送り込んでしまったことが多くの人命を奪い、一酸化炭素中毒患者を出したことに繋がった。死者の内訳は20人が爆死であるが、それ以外は一酸化炭素中毒死であった。
R三井三池港務所(三池鉄道)三池港駅跡。三池港からの支線。
R三井三池港務所(三池鉄道)三池港駅跡。白い橋は有明海沿岸道路の橋梁。
R三井三池港務所(三池鉄道)三池港駅からの支線の終点。
 @三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:原万田駅 - 大平駅間の廃線跡。橋台が残る。ここから原万田駅迄は区画整理及び宅地化により、廃線跡の痕跡が見つからない。白い家が建っているところが廃線跡。
 A三井三池港務所(三池鉄道)玉名線: 大平駅跡。
B三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:大平駅 - 宮内駅間の廃線跡。橋台が残る。
C三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:大平駅 - 宮内駅間の廃線跡。
D三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:宮内駅跡。
D三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:宮内駅跡。駅銘板跡が残る。
E三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:宮内駅 - 大谷駅間の廃線跡。
F三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:宮内駅 - 大谷駅間の廃線跡。
G三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:宮内駅 - 大谷駅間の廃線跡。
H三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:宮内駅 - 大谷駅間の廃線跡。
I三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:宮内駅 - 大谷駅間の廃線跡。
J三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:大谷駅跡。
K三井三池港務所(三池鉄道)玉名線:平井駅跡。
@三井三池港務所(三池鉄道)旭町駅 - 三池浜駅間の廃線跡。
A三井三池港務所(三池鉄道)旭町駅 - 三池浜駅間の廃線跡。
B三井三池港務所(三池鉄道)旭町駅 - 三池浜駅間の廃線跡。
C三井三池港務所(三池鉄道)旭町駅 - 三池浜駅間の廃線跡。
D三井三池港務所(三池鉄道)旭町駅 - 三池浜駅間の廃線跡。
E三井三池港務所(三池鉄道)旭町駅 - 三池浜駅間の廃線跡。
F三井三池港務所(三池鉄道)旭町駅 - 三池浜駅間の廃線跡。
G三井三池港務所(三池鉄道)三池浜駅跡。
H三井三池港務所(三池鉄道)三池浜駅跡から続く支線。
I三井三池港務所(三池鉄道)三池浜駅跡から続く支線。
J三井三池港務所(三池鉄道)三池浜駅跡から続く支線。
K三井三池港務所(三池鉄道)三池浜駅跡から続く支線。
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出典: 里山工房