廃線探索 ジョスコー線

更新日時 2012年07月16日

 ジョスコー線は、1950年から1978年まで長崎県佐世保市内の佐世保駅と赤崎貯油所を結んでいた米軍専用の引き込み線。全長4.6km。「ジョスコー」は赤崎貯油所を管理していたJapan Oil Storage Co.の略称である。九州鉄道が佐世保駅と佐世保鎮守府の間に敷設した貨物線を起源とする。佐世保駅から日本国有鉄道(国鉄)佐世保線を延長する形で北上し、松浦線と併走しながら西へ分岐、佐世保川を渡って鎮守府構内に入るとすぐにヤードとなり、現在の米軍基地ゲート付近(鎮守府貨物線時代の終点)から立神係船池と平行して西に進み、佐世保重工業の製缶工場を迂回するために北へ湾曲、神島町の山麓をトンネルで貫通し、船殻工場を迂回して佐世保重工業の敷地外縁を半周して赤崎岸壁に至る。岸壁沿いの道路と併走し、貯油所ゲートを越えてヤードに分岐していた。
 @佐世保駅(させぼえき)は、長崎県佐世保市三浦町にある、九州旅客鉄道(JR九州)・松浦鉄道の駅である。長崎県北部の主要都市である佐世保市の中心駅である。JR九州の佐世保線と、松浦鉄道の西九州線の2路線が乗り入れており、いずれも当駅が終点である。なお、当駅はJR6社の全駅中最西端に位置する駅で、複数の鉄道路線が乗り入れる駅としても日本最西端である。
 @佐世保駅構造は両社とも高架駅で、エスカレーター、エレベーターを完備している。高架下は駅舎・コンコースとなっており、コンコース内にKIOSKやファミリーマートをはじめとする売店、松浦鉄道佐世保旅行センターや佐世保観光情報センターなどがある。国道側は「東口」、佐世保港側は「みなと口」となっている。東口には佐世保バーガーの店である「ログキット」もある。島式ホーム3面6線を有する。JR1・2番のりばと松浦鉄道のりばのホームははつながっており、境界部分に松浦鉄道管理の連絡改札がある。なお、JR1番のりばと松浦鉄道1番のりばは途中で区切られて切欠きになっているため、列車の直通が可能なのはJR2番のりば・松浦鉄道2番のりばの相互間のみであり、直通列車はJR2番のりばに発着している。
 @松浦鉄道MR-600形気動車(まつうらてつどうMR-600がたきどうしゃ)は、松浦鉄道が保有する鉄道車両(気動車)である。2007年(平成19年)3月18日に営業運転を開始した。愛称は「肥前 WEST LINER」(肥前ウエストライナー)。車体は真岡鐵道モオカ14形気動車の2次車と同型で、日本車輌製造(日車)で製造されている。全長18m、車体幅2.8m、車体高さ3.87m(冷房ユニット含む)の普通鋼製で、定員は125名である。前面に貫通扉を備え、側面は前後2扉でスライド式である。塗装はライトグレーをベースに、前面の前照灯とLED方向幕部分、貫通扉以外の窓下、側面の窓周りにMR-601 - MR-608は黒、MR-609 - MR-616は青、MR-617 - MR-621は赤の帯が巻かれていて、側面窓周りの帯の下に西海の海をイメージした水色と九十九島の夕映えをイメージした橙の細帯(601 - 608と609 - 621で上下は反転している)を抱かせたシンプルな塗装となっている。2009年より、MR-609は松浦鉄道沿線の観光地及び物産品をあしらったラッピングを施されている。
Aジョスコー線の廃線跡。ジョスコー線が有った時は高架では無かった。
Bジョスコー線の廃線跡。佐世保川に架かるジョスコー線の平瀬橋橋梁。
Bジョスコー線の廃線跡。佐世保川に架かるジョスコー線の平瀬橋橋梁。
Cジョスコー線の廃線跡。ここから先は米軍施設内。
Dジョスコー線の廃線跡。米軍基地ゲート付近(鎮守府貨物線時代の終点)鳥居が違和感がある。
Eジョスコー線の廃線跡。佐世保重工と米軍施設の堺が解らない。
Fジョスコー線の廃線跡。佐世保重工業を迂回するトンネルの佐世保駅側。
Gジョスコー線の廃線跡。佐世保重工業を迂回するトンネルのジョスコー側。
Gジョスコー線の廃線跡。この先SSKバイパス沿いに廃線跡は続く。
Hジョスコー線の廃線跡。SSKバイパス沿いに廃線跡は続く。佐世保重工内。
Iジョスコー線の廃線跡。SSKバイパス沿いに廃線跡は続く。佐世保重工内。
Jジョスコー線の廃線跡。佐世保重工業から再び一般道脇に廃線跡が続く。
Kジョスコー線の廃線跡。緑地の部分が廃線跡。
Lジョスコー線の廃線跡。砂利道の部分が廃線跡。
Mジョスコー線の廃線跡。緑地が廃線跡。
Nジョスコー線の廃線跡。緑地が廃線跡。
Nジョスコー線の廃線跡。この先は米軍施設内なので探索は終了。
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